報告者: デレジェ・ギルマ
DTS プロジェクトマネージャー/教師
エチオピア, オロミヤ州
クリスマスは世界的な行事で、意味が理解できない無宗教や他宗教の人々もお祝いします。エチオピアでも他国と同様にクリスマスは最大の祝祭ですが、違うのは1月7日がクリスマスの日だということです(*エチオピアの「コプト暦」による)。
また、人々は贈り物をプレゼントし合い、地域の恵まれない人が良いホリデイシーズンを過ごせるようにと施しをする習慣もあります。
今年はDTS発足以来2度目のクリスマスでしたが、私達は昨年と同じく地域の人々とを招いて様々な催しをしました。
今年はDTSの創設メンバーのひとりである湯本沙友里氏が日本から来て下さり、日本の寛大な支援者の方々からのプレゼントを携えてくださいましたので、特別なものとなりました。贈り物は生徒たちや保護者たちは大変喜ばれました。
日本からのプレゼントが届くと、本と文具のセットを作り、それをカラフルなクリスマスの包み紙でラッピングしました。
DTSに参加する100人の子どもたちへ無償のプレゼントの準備が終わったのはクリスマス会の3日前のことでした。また、壁や敷地内を飾り付けし、お祭りの雰囲気を出しました。
次に沙友里さんと日本からボランティアとして来てくれた大学生と一緒にメルカートにある市場に行き、お祭りの買い出しをしました。日本からの支援金のおかげで飾り付け、風船、パーティー用のお面、ろうそく、チョコレート、ジュース、飲み物などを購入できました。地域の多くの人々はこういったものを買うお金がありませんので、こういった支援には本当に大きな意義があります。他にも大きなケーキと伝統的な手作りパンも注文しました。
待ちに待ったクリスマスの祝会はエチオピアの国歌斉唱で始まりました。始まる前から生徒とその家族が色彩鮮やかなエチオピアの伝統衣装を身にまとって学校にやってきました。ごちそうを食べる参加者の顔には幸せと喜びが溢れていて、沙友里さんがもってきてくださった日本からのプレゼントは大いに喜ばれました。
生徒や家族たちからはたくさんの感謝と喜びの声が寄せられ、是非この働きを続けて欲しいと言っていただきました。
備えられた支援金のおかげで用意できたプレゼントや食事や飾りも参加者に大好評でした。日本製の文房具などは、こういった機会がなければ生徒たちの家族には購入できないものです。ある父親は、子どもの教育について今年は心配することがなくなったと喜びの報告をしてくれました。この父親のような多くの人々が、皆様からのご支援に本当に助けられています。
DTSはこのイベントを通して地域の多くの子どもたちの将来を明るくすることに貢献できました。地域の人々には、DTSの働きが彼らの幸福に貢献するということが深く刻まれました。この地域の子どもたちは経済的、教育的に大きな困難に直面していますから、それらを改善するために私達は今後も働いていきます。
この2年、クリスマスのために物資を提供してくださったり献金してくださったすべての方々に感謝を申し上げます。また、どうかこれからもこの働きを支援してくださいましたら幸いです。ボランティアに参加したり、祈ったり、贈り物を通しての貢献も歓迎します。
私達の村に皆さんが貢献し、つながる機会は大きく開かれています。いつかアフリカの文化や私達の愛を直接体験しにいらしてください。
皆様に神様の祝福がありますように!
支援をもってご協力くださる方は以下のいずれかの方法でご送金ください。支援金は活動に関わる経費に充てられます。
活動の報告はこのウェブサイトまたはニュースレターにて随時お知らせいたします。
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■ 口座番号:00830-9-137685
■ 名義:湯本沙友里
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店名:〇八九店(ゼロハチキュウ) 当座 0137685