エチオピア活動支援レポート

「登別×エチオピア」スペシャルティコーヒー販売企画は、これらの活動支援に繋がっています。

「輝く夢学級」
エチオピアの教育格差改善への取り組みに支援しました。

輝く夢学級 ~Dream to Shine Frees schooling project~

エチオピアの教育格差改善に手を差し伸べています。

コロナ禍で通学が困難な子どもたちを支える

人口約1万人のオロミヤ州アカコ村には、オロミヤ語とアムハラ語という2つの別の言語で話す人々が住んでいます。元々オロミヤ語の人々の地域なのですが、 首都のアディスアベバの地価が高騰しているためアムハラ語だけを話す人たちも、土地の安いこの村へ移り住み始めました。標高 3,000mに位置するアカコ村と首都の標高差は約 800m あり、インフラ整備が行き届いておらず不安定な気候の住みにくい土地です。首都から近いのですが行き来には時間がかかります。

アカコ村の子どもたちの学校事情

村内にはオロミヤ語で授業をする公立学校が1校しかなく、アムハラ語しか話せない子どもは授業に参加することができません。そのような子どもたちが学校に行くためには村内の私立校へ学費を納めて通うか、バスで片道1時間以上かけてアディス市内の公立校に通うしかありません。この地域の貧しい人々にはいずれの支払いも難しく、学業を続けたい子は13歳になると放課後や夏休みに毎日仕事をして家に帰るのが一般的です。

コロナ禍で見えてきた問題

公立校の通学日数に規制がかかり、密になるバス通学を避けるために通学を断念せざるを得ない子たちが出てきました。一度学ぶことを辞めてしまうと勉強に追いつくのに時間や労力がかかるため復学が難しくなります。早くに教育を断念すると将来就ける職業が限られることと、就労能力を養う機会も得難くなり、貧困のサイクルから抜け出すことが困難です。また、子どものころに悪い習慣を身に着けてしまうことでアルコールや薬物、路上生活へと流れてしまう危険性もあるのです。

アカコ村にある私立校の教師デレジェから、その状況に手を差し伸べたいと相談がありました。村で唯一の大卒者で、アムハラ語とオロミヤ語の両方を話すことができ、スウェーデンのバイブルカレッジの留学経験もある彼ですが、貧しい家庭に生まれ、5歳の時に両親を亡くし、預けられた親戚から虐待を受けました。そこから逃げるように路上生活をしていましたが、NGOの支援に助けられて成長し、社会人になってからはエチオピアの子どもの貧困問題に仕える使命を持ってこの村に住みながら働いています。2021年2月からは日本にいる湯本とリモート協働で放課後や夏休みに無料で通える補習学校(Dream to shine free school)を開始しました。勉強を教えると共に、子どもたちが夢に向かって学びを続けていくことができるよう、地域の大人たちとも信頼関係を築いています。

みなさまからのご支援を必要としています。

都市部では子どもの教育にお金をかける人たちが増えている一方、田舎では教育の意義が分からずに辞めさせてしまうことも多く教育格差が広がっています。アディスアベバのストリートチルドレンのほとんどは農村部からやってくるため、路上生活になってしまう前に予防したいというのが私たちの願いです。一時的な支援でなく教育の大切さを地域全体に伝えながら子ども達を支え続けることで長期的に豊かな実を結ぶと信じています。引き続き、皆様からのお祈りとご支援を戴けますと幸いです。


(報告:湯本)