DTSレポート#8 10月末までのアカコ村の状況 2023年11月
10月末までのアカコ村の状況
2023年11月


報告者 デレジェ・ギルマ
DTS プロジェクトマネージャー
教師
改善しない村の厳しい現状と生徒数の減少。
アカコ村の厳しい状況は今も改善していません。「違法建築」の名の下、政府の権限で人々の家は今も壊され続けていて、DTSの生徒や家族の中にもこの地域に住み続けられなくなる人々が多くいます。
そのような状況下でも私たちはプロジェクトを継続していますが、予想していたとおりに、公立校の学期が始まると生徒たちは遠く離れた学校に行く必要があるのでDTSの生徒数も減少しました。
とりわけ、グループA(高学年)の生徒たちは全員アジス・アベバ市内の公立校に通い始めましたので、クラスの継続が困難になっています。アカコ村の高学年が通う政府の公立校の授業は昨年までよりも延長され、今年からは17時までになりました。その影響で私たちはグループAを休止し、現在はグループBとCのみに絞ることを余儀なくされています。
放課後クラスを午後3:30~5:30までに設定し、約40名の生徒たちが加わってくれています。インターネットの動画学習教材も用いながら、授業はできるだけ楽しくなるように工夫し、形式的な授業をこなすだけでなく、遊び心に満ちた学びになることを目指しています。
メンテナンス
学校の協力をいただきながら、今の校舎は3年ほど使ってきました。職員や生徒たちにとってより使いやすくするために、壁の修繕を含むメンテナンスが必要になってきています。雨期に生徒たちが走り回るので、教室の壁が非常に汚れてしまっていて、生徒たちにとってあまり良くない状況になっており、学校の所有者から何かしらのメンテナンスをして欲しいと要請がありました。
私たちは共働で壁のペンキ塗りをすることに決め、今は誰の目にも美しい壁に生まれ変わりました。また、教室の椅子のいくつかも修繕を必要としていますが、こちらは予算が足りずにまだ出来ていません。

困難な状況でも最善の努力をして地域に仕える
アカコ村の困難な状況にもかかわらず、私たちのプログラムは今も「輝き」を放っていて、継続してきた年月に比例して地域からの信頼も厚くなってきています。私たちが最善の努力をしているのを見て、多くの家庭が喜んで生徒たちを送ってくれており、生徒たちは授業を楽しんでくれています。
今は私と教師2名、用務員の4名のスタッフで運営していて、この働きの火を消さないために一同、情熱を傾け続けています。







