DTSレポート#6 アカコ村と学校の近況 2023年6月

アカコ村と学校の近況

2023年6月

報告者 デレジェ・ギルマ
DTS プロジェクトマネージャー
教師

アカコ村の状況は2か月前とは一変しました。地域政府は首都アジスアベバを拡張して新首都を建設することを発表しました。新しい首都は現在のアジスアベバの4倍の規模に及びます。街の管轄下のすべての地域にはインフラが建設されるため、下準備として今のアカコ村の建物が合法かどうかを確認するための部署がつくられました。調査の結果、アカコ村に現在建っている家々の半分が「非合法」だと宣言されました。

それによって、昔からの住民を除く人々はアカコ村を追い出され、家々は役所によって解体されることになったのです。結果として、地域住民の60%が立ち去りを余儀なくされました。

今の状況でのDTSプロジェクトの活動

DTSプロジェクトも大きな影響を受けています。政府発表以前は、それぞれ20人の生徒からなる2つの放課後クラスをもっていました。ひとつが6~9歳の小学年クラス、もうひとつが10~15歳の高学年クラスです。多くが政策によって家を壊されてしまい、生徒たちがいなくなってしまいました。この状況では学校もプロジェクトも運営が大変ですが、それでも30名の子どもたちとともにプロジェクトを継続しています。

当面私を入れて3人でDTSを運営していきますが、2か月のあいだ、特別に湯本沙友里氏も加わってくれることになっています。残りの時間を使って、公立校での奉仕も無給で続けていきます。

夏の予定

 この夏は、上記の二つのクラスの運営を続けていく予定です。夏休みには公立校の授業がないため、子どもたちが家で過ごす時間が増えますから、そのような子どもたちもクラスに加えていければと願っています。放課後クラスに参加していない子どもたちも活動に参加してもらうことを期待しており、7月ぐらいからすでに両親からプロジェクトに関して質問をいただいています。夏のクラスは数学、英語、アートを重点的に、公立学校ではなかなか学べないような深い内容を学べるようにしていきます。

また、学期が始まったときに勉強に集中できるように、夏に子どもたちを思い切り楽しませることも重要ですから、授業と楽しい活動を組み合わせる工夫をしていきたいと考えています。

日本の大学院に留学経験を持つBiyaさんが訪問してくれました
日本から大学3年生がボランティア活動にとりくんでくれました